ハロー!タバタです。
最近の若者の仕事や残業に対する価値観が変わってきていると言うけど、それって当たり前というか、そもそも人として普通の考え方なんじゃないのっていう話です。
■目次
「残業したくない」という気持ちは罪でも悪でもない
そりゃあ仕事なんて早く終わって帰りたいですよね。帰ってやりたいこと沢山ありますもんね。それは趣味でも良いし、恋人に会ったり、家族と過ごしたり、ぼーっとしたり、寝たりするのだって大事です。仕事に人生を捧げるというのは、正しい考え方だとは決して思いません。遅くまで仕事して、家帰って寝るだけって、生きてるのか仕事してるのかわけわかんなくなりますよ。好きなら良いですけどね、そこは個人の自由。でも働き方を人に押し付けるのは間違っています。
仕事をするために生きている人と生きるために仕事をする人の違い
ヨーロッパで仕事をしていると、こんなこと言われたことがあります。
もうめちゃくちゃ潔いですよね。日本での働き方に慣れていた時期は「なに甘ったれてんだコイツ」とか思ったりもしました。でもそれって良く考えると普通、当たり前のことなんですよね。世界では、日本が特殊なのです。KAROSHIって言葉が広まってるというニュースもたまに目にするけど、これ本当ですよ。「お前も仕事が好きなんだろ?」なんて先入観で、日本人のこと見られます。これって世界ではめちゃくちゃバカにされてるんだな、って自分が直接言われたら思いますよ。「HAHAHA、日本も最近は変わってきてて、特に若者はそんなことないよ」って必死に弁解してるけど、内心イラっとしますからねw
そういう経験を経て、やっぱり日本って特殊なんだなと改めて認識しました。
自分の人生を楽しく過ごすために、仕方ないから仕事する。それは自分だけじゃなくて、家族や友達が大事だから。でも、自分を犠牲にするほど頑張る必要はない。そんなことしたら人生を楽しめないじゃん。という至極真っ当なご意見です。
日本の会社は仕事のマネジメントが下手くそだ
なんで残業が多いかって、結局は経営者や管理職の問題なんですよ。やらなくても良い仕事を持ってくる、させる。すぐに決められないから、会議をたくさんする。お偉いさんが怖いから、質疑応答のためのデータや資料をたくさん作る。トップダウンは突発業務だろうが、短納期だろうが、断れない。あと、アホな人達は「残業する=忙しい」ことが、ステータスだと思ってる。何それ。
悪しき文化がまだ根強く残っているのは、会社が彼らを中心に回っているからでしょう。そして、そのウイルスにフレッシュな若手社員も次々に感染していくという・・・ウォーキングデッドもびっくり、お先真っ暗です。お先でーすというのに、気が引けるなんて、ヨーロッパでは絶対有り得ない。
残業を減らそうという動きもあるみたいですが、残業をしない、出来ない前提で、どれだけの仕事が出来るのか、というゼロベースでまずは考えるべきと思います。そしたら、優先順位を付けるでしょう。やらなくて良い仕事が見えてきますよ。定時で終わらなくても、忙しくても、残業でカバーしたら良いという考え方がまず無くならないと。そんなの無理って思うかもしれませんが、多分10年後にはだいぶ変わってると思いますよ。そもそも労働人口がこれからどんどん減っていくのに、このままでは成り立ちませんからね。だから自分の生産性を高めることを考えるべきです。それは、残業をせずに仕事をする、ということ。そして、自分の人生を楽しむということ。
残業ありきの仕事や会社ってそもそも既に破綻しているんですよ。その事実から目を逸らして、臭い物に蓋をして、必死に見ないフリ、知らないフリ、延命処置をしているだけ。今は良くてもそのうち確実に崩壊しますよ。だからこそ、今から真剣に取り組むべき。そして、それは会社任せにするだけじゃなくて、個人でもそういう意識を持つべきです。
残業しない、早く帰るって意外と出来るもの。要は慣れです
私も子供が生まれるまではそんなに意識していなかったですが、やはり子供ができるというのは大きな変化でした。子育てというのは二人三脚ですから、父親として育児に参画しなくてはいけません。そうすると、やはり早く帰る必要があります。父親なのだから、自分の子供なのだから、母親だけが育児をするというわけにはいきません。というか、やりたいですしね。自分の子供の成長を毎日逃さず目に焼き付けたいでしょ。もちろん完璧に出来ている自信はないのですが・・・でも意識はそう持っています。
そこで少し前から思い切って早く帰るようにしたんです。もちろん現地メンバーは定時で帰りますから、オフィスに残ってるのって日本人だけなんですけどね。最初は少し彼らに気兼ねしましたよ。私も日本人ですからw でも、そのうち慣れるんです。本当に。で、周りもそれが当たり前になってくるんです。今では、定時後の会議は参加しなくても良いような空気になってきましたw
それでも、仕事はちゃんとしていれば、信頼は失わないし、むしろ頼りにされているのが余計わかるようになる。そして、早く帰るために優先順位をつけて取り組むし、何より生産性を高めるということを常に念頭に置いて仕事するようになりました。そうすると、自分の仕事のペースも上がる。これが一番のメリットですね。ショートカットキーとか、エクセル関数とか、自然と勉強するようになりますよ。時間かかった仕事は、次どうやれば時短できるか考えますもんね。脳内PDCAがグルグル回る癖つきますw
まあ、周りの人に恵まれている、信頼関係がある、そういう環境にいるのかもしれません。それは有難いことですね。実際は「あいついっつも早く帰るやんけ」って文句言われてるかもしれませんがw でもそんなの関係ねえw そう思えるようになったら、こっちの勝ちですよ。周りの目を気にしなくなったら無敵です。それも、結局は慣れなんです。仕事のやり方も、周りとの関係も、自分の意識の持ちようも、全部慣れです。
社会が変わらないなら、個人が変わるべし
結局、長い物に巻かれるのが嫌なら、自分が変わるしかないってこと。日本の社会、企業が変わるには、まだまだ時間がかかります。働き方改革は緒に就いたばかり。変わるのを待っているのは勿体無い。時間は有限なんです!まずは個人で変えていきましょう。少しでも良い。1人の100歩より、100人の1歩ですよ。そして、自分が変わるためには、まず何かを変えなくちゃ。
行動しましょう。意識だけでも良いんです。それを続けることが大事。一過性ではダメです。続けたら慣れてくる。慣れて来たらもうそれは自分自身の一部になっています。そうなればこっちのもんです!
そもそも、自分の人生を楽しんでいない人が、仕事に本気で取り組めると思いますか?だからこそ、会社も個人の人生をちゃんと考えるべきだと思うんです。従業員は歯車じゃない、それぞれの人生があって、またその家族の人生もある。人生が充実したら、必ず仕事にも好影響が返ってくるはず。投資とリターンの関係。そういうポジティブなスパイラルを回していきたいですね。
そこまで考えることが出来ていたら、「仕事は残業してでも終わらせろ」なんて絶対口に出来ないですよね。ヨーロッパ駐在中のことにはなりますが、私はそんなこと部下に対して言えませんでした。甘いと言われるかもしれないですが、それもまた人それぞれの価値観なので。
でも、この記事を読んでいる人は少なくとも仕事や残業に対する問題意識を持っていると思うので、とにかく自分の思うがままに、人生を本気で楽しもう!そのために変えていこう!という纏まりのない終わり方ですw
人生やったもん勝ち!ではでは、アホイ!
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