これからの時代を考えて、自分の人生を考えてみる。



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ハロー!タバタです。

ずいぶん久しぶりになってしまいました。。。気づけば年も明けていますよ。いやはや。

 

先日、ソフトバンク株式会社と東大教授の講演会に行ってきました。

内容は、5G、IoTについて、またAIで今後経財社会がどう変化するか、というようなものです。

 

ソフトバンク株式会社(ソフトバンクグループとは別物、後述)は前日上場したばかり、

タバタも株を買ってましたので(!)、興味津々でした。また東大教授の内容も刺激的なものでした。

 

簡単に内容と感じたことを備忘録として残しておこうと思います。

 

 

1.ソフトバンクの講演

 

 

<会社紹介>

・ソフトバンクグループ株式会社:戦略的持株会社(投資を主軸として)→投資70社

・ソフトバンク株式会社:通信事業および投資先との事業創出→事業のローカライズ(日本での事業化)

→ネットワーク、デジタルマーケティング、AI/RPA、ロボット、IoT(後半3つについては出資・投資先との協創)

 

<主な事業例>

・wework:シェアオフィス+ネットワーク(リアルFacebook)、会員40万人(NYでは100人に1人が職場として利用)

・DiDi:タクシー配車プラットフォーム(Uberのようなもの→Uberは日本での規制で使えない)

・paytm:インドの会社(アリババ30%)→ paypay(QRコード決済)

 

<他社との協創>

・CRESNECT:6社協創プラットフォーム(ダイキンも参加)

・MONET Technologies:トヨタとの次世代モビリティ

・IoT保険:新たな保険「Vitality」

 

<IoT時代に向けた取組み>

・高速、大容量、低遅延の5Gに対して、IoTはLPWAのような低コスト、低電力なネットワークを利用する(NB-IoT)

・あるゆるものをデータに変え、新たな価値を創造する基盤=ソフトバンクのIoTプラットフォーム

・IoTパートナープログラム(200社と)

・今後のIoT可能性:

  1.  Building:施設、設備、来客者
  2. Home:みまもり(屋内、屋外)、ホームセキュリティ
  3. City:スマートメーター(電気、ガス、水道)、スマートパーキング、ゴミ回収、デリバリー、インフラ
  4. Agriculture

 

<5Gについて>

・2020年から商用サービス開始予定というのがオフィシャルだが、19年秋(ラグビーW杯)頃が各キャリアのターゲット(あくまで部分的に運用開始するレベル)とのこと。ここは総務省が旗振りを行っているらしい。

・5GはIoTを進化させる技術:重機、車(自動運転)、家電、家電等々

 

【ネットワークの比較】

4G             5G             特徴

1Gbps      10Gbps超               高速大容量

10ms       1ms以下                 超高信頼、低遅延(基地局までの伝送遅延)

10万デバイス/km2 100万デバイス/km2             多数同時接続

(IoTを意識したもの→スマホ等人間が持っているものだけでは4Gで十分、それ以外のものに対応していくため)

 

3G:音声ネットワーク(電話、テキスト)

4G:データネットワーク(動画)

5G:サービスネットワーク(今のままではスマホでは使いこなせない→今まで以上のサービスやモノが出てくるのではないか)

 

<5Gの活用>

・1次産業から高度産業まで(社会インフラ):農業、建設、インフラ保守、交通、医療、防災・災害

・お台場で「5G×IoTスタジオ」というラボをやっている

360°カメラ映像伝送:スポーツ、コンサート(VRを用いて)

→これまではネットワークがボトルネックだったが、5G時代にはコンピュータ(GPU、CPU)がボトルネックになると予想される。(映像のエンコード/デコードなど処理が必要なため)これに対してMECと呼ばれる「エッジコンピューティング」を基地局でのCPU?を用いて課題解決していく。(ネットで調べると、サーバを近くに設置することで遅延を小さくする、ということらしい)

 

【AIを活用して】

・高解像度配信制御:リアルタイムで映像にぼかしを入れる(顔、広告)→TV業界

・リアルタイム解析:スーパー、オフィス空調(ヒートマップ)

 

 

 

2.東大教授の講演

 

<研究内容>

・データサイエンスによる意思決定支援

→企業のサプライチェーンの可視化(地域経済のネットワーク研究)

→科学技術の未来予測システム開発(今後どういう技術が着目されるか)

・ソーシャルメディア分析

→twitter用いた食文化言語観比較

例)コーヒー:日本語圏「苦い」、英語圏「熱い」→英語圏にはアイスコーヒーというものがないためと推測

→この食文化の違いを企業の海外展開時(広報やPR等)に認識、利用する

 

<AIによる経済社会のパラダイムシフト>

・スマート化による生産性向上(例:スマート農業、小規模・分離でもOK)

・3つのAIブームの波

  1. 探索、推論:1950~1960 人工対話システム
  2. 知識表現:1980年代 知識ベース、音声認識、データマイニング

ーーーここまでがルールベース(ルールを決めて、その通りに動く)ーーー

  1. 機会学習:2010年代 ビッグデータ活用、ディープラーニング、音声・画像認識、アルファ碁がプロ棋士に勝利

・画像認識のエラー率はここ5年強で大きく改善(ディープラーニングのおかげ?)

2011年:25.7%→2017年:2.3%(人間のエラー率が5.1%、2015年に人間を超えた)

・AI活用による近未来

  1. リアルタイムデータ利活用:動的データと既存データの組み合わせ

→分散するデータを結合し、リアルタイムで把握、予測、制御する(例えばショッピングでお客様への提案を瞬時に)

  1. 説明可能なAIの構築:なぜそのような結果になったのか理解する

→AIの課題は、ブラックボックス。結果の説明が出来ない。なぜ予測出来るのか説明できるAIが今後必要。

 

・AIによるパラダイムシフト

  1. 第1次産業革命:蒸気機関を用いた機械化
  2. 第2次産業革命:電力を用いた大量生産
  3. 第3次産業革命:コンピュータによる機械学習、データ、自動化
  4. 第4次産業革命:デジタル革命、スマート社会、インダストリー4.0、ソサイエティ5.0

→コンセプトが見えつつあるが、まだはっきりとは見えてない(見えた人が先行有利)

・労働集約型→資本集約型、これまでは技術やモノ(製品)に価値があった。

これからは、→知識集約型となり、知恵が価値を生み、個を生かす社会になる。

・現在は分岐点にある:データ独占社会(データを持つものと持たないものの格差)

 

<デジタル事業とイノベーション>

  1. ロードマップの消失

・サービスの進化の方向性が見えない、読めない(これまでは何となく予想できた)

・2004年にGAFAが出そろった→しかしその時点でも現在(15年後)を予測できなかった=そういう社会

  1. 社会における価値の変化

・サステナブル、幸福・繁栄、社会との価値共創=社会への貢献

例)プラゴミ問題→ストローをプラスチックから紙に

従来の価値軸ではコストが高く受け入れられない→別の価値軸が生まれた:人間の感性

  1. 期待値ビジネスの成長(BAT=時価総額/売上高が平均10倍以上、日系企業は1倍弱?)
  2. 事業ドメインの定義:異分野の知識の融合
  3. リアルタイムデータ:サイバー、フィジカルの融合戦略

 

・新しく生み出された価値の例

・テスラ(自動車):エコカー、アフターサービス(ITビジネス)

・スポティファイ(音楽配信):アーティストへの還元、合法

・シャルマン:鯖谷の眼鏡)軽いかけ心地、鼻に後がつかない

医療用具)アート、かっこいい(有名医師が使っている?)

・四万十ドラマ:パウンドケーキが数千円、逆Amazon(いつ届くかわからないけど、最高のものを提供する)

従来の価値軸では評価できない → 新しいビジネスチャンス

→予定調和なき知的対流=偶然な幸運の出会い

・これまでは製品(コスト、機能、品質、納期等重視)だったが、そこに「コト、知」をどれだけ融合出来るか

 

 

3.まとめ、感じたこと、考えたこと

 

・ニュースや新聞などで、これからIoT、AIで時代が大きく変わっていくという認識は持っていたが、具体的に何がどういう風に変革するのかというイメージまではあまり持てていなかった。しかし、今日の基調講演では、具体的にソフトバンク社が取り組んでいる事例や今後の展望を聞くことで(ソフトバンクは社会インフラ的な役割が大きいため)、それらのイメージが少し見えるようになった。

・AIによる社会変化については、知恵が価値を生む、従来の価値軸では評価できなくなる、といったことが非常に突き刺さった。新しい価値観を実例交えて説明頂いたことにより、普段意識しないことも考えることが出来た。従来延長線上ではだめ」という言葉はよく聞くが、実際に社会は変わっていっていることを改めて認識した。

・個人的には、今後数年~10年でこれほど大きな変化が予想される中、メーカーや企業はどう変わっていくのか、また自分個人としても何に取り組んでいくべきなのかを考える良いきっかけになった。目の前のこと(短期的)だけでなく、中長期的な観点や大きな視野で、業務に取り組んでいかなくてはならないと健全な危機感を持つことが出来た。

 

 

やっぱり時代はITだなと痛感しました。

タバタはしがないサラリーマンですが、このままでいいのかという悩みは常に持っていました。

海外出向してる間は、毎日勉強で、成長出来ている実感もあって、忘れていましたが、

日本に帰ってくると、やっぱり水が合わないのか色々と考えていまいます。

 

そのような状況のなかでこの講演を聞いて、危機感をかなりあおられました。

自分の人生、このままで良いのか、と。

時代が変わっていくのが見えているのに、何もしないのか、と。

 

ITやWebのスキルを身に付けるのに、まだ遅くはないのではないかと思うわけです。

もちろん早くはない、でも、遅くもないのではないか、と。

小学校ではプログラミングが必修科目になると言うではないですか。

タバタの息子は小学校でプログラミングを習うわけですよ。

そんな時代なのに、何もスキルがないまま40代、50代に突入した時に自分はどうなるのか。

 

会社は守ってくれません。個人で戦う時代になってきている。

 

 

色々と考えます。そして悶々とする毎日。

 

久しぶりの投稿でモヤモヤしていますが、何はともあれ、色々と考える必要があるなと思うきっかけとなった出来事でした。

GAFA(がーふぁ)
グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェースブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)4社のこと。頭文字を取って称される。いずれも米国を代表するIT企業であり、4社は世界時価総額ランキングの上位を占めている。また、世界中の多くのユーザーが4社のサービスをプラットフォームにしている。

BAT(ばっと)
Baidu, Alibaba, Tencent》中国に本拠を置く、インターネット関連企業の最大手3社の通称。サーチエンジン運営のバイドゥ、ECサイト運営のアリババ、メッセンジャーアプリ開発のテンセントを指し、各社の頭文字を組み合わせたもの。

 

 

 

 




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ABOUTこの記事をかいた人

ハロー!タバタです。 家族とサッカーと麺類をこよなく愛す、アラサー・ヒゲメガネ。愛する妻と1歳の息子と3人暮らし。2018年、5年間のヨーロッパ駐在を終え、日本に帰国予定。幼少期から海外を転々とし、海外生活は合計15年。 海外生活で学んだこと、経験したこと、感じたことを発信していきます。